株式会社GSユアサ
人事ブログ

研究開発センター 西井さん(GSユアサ社員紹介46)

皆さんこんにちは!
GSユアサ採用事務局の澤田です。

今回は社員紹介です!
研究開発のお仕事について、西井さんに紹介してもらいました♪




1.私の仕事
 私が所属する研究開発センターでは、大幅な性能向上を目標として次世代電池の開発に注力しています。そしてCAE・DX推進部では、高性能コンピュータを使用し、電池を対象としたさまざまな分野のシミュレーションを実施しています。私は電池材料開発に注目して、原子や電子といった非常に小さなスケールのシミュレーションに取り組んでおり、効率的な評価技術の開発に挑戦しています。
 容量や出力、寿命などの性能が一段と高い電池を生み出すためには、これまでにない優れた素材を発見し、開発する必要があります。そして電池に関する開発競争が激化している現状において、魅力ある電池をいち早く生み出すためには、材料開発の効率を向上させていく必要があります。これまでは技術者が実験を繰り返すことで材料開発を進めてきましたが、近頃ではシミュレーションとの連携が盛んになっています。この分野は「計算化学」と呼ばれています。私は実験技術者の方と協力して電池開発に取り組んでおり、また計算化学をより多くの方に活用していただけるように社内での広報活動にも注力しています。シミュレーションを活用することで、人手だけでは評価しきれなかった材料を高速に評価することができ、より短期間で性能の良い材料を開発できたという成功事例が増えています。この成功体験がさらなるやりがいにつながっていると私は感じています。他社にはない魅力的な性能をもつ電池を次々と世に生み出していくために、これからも効率的な研究開発につながる挑戦を続けていきたいです。


2.GSユアサを選んだ理由
 理由は2つあります。
 1つ目は、GSユアサの製品である電池が世界中で活躍していることです。持続可能な社会を達成するためには賢くエネルギーを使っていく必要があり、電池は不可欠なデバイスだと感じていました。そしてGSユアサの製品である電池は深海から宇宙まで、さまざまな環境で活躍していることを知りました。そのためGSユアサで働くことができれば、幅広い分野において人の役に立つことができ、私たちのくらしを縁の下で支えられるような存在になれると考えたからです。
 2つ目は、社員の人柄の良さです。就職活動中に先輩社員との懇親会へ参加して、複数の社員の方と直接お話をする機会がありましたが、どの方も親身で真摯な姿勢で接していただきました。そして、物腰の柔らかい印象を持ちました。この経験を通して、入社後周りの方と良い関係を作って働くイメージができました。入社した今でも当時のイメージは正しかったと感じていて、日々皆さんのお力を借りながら仕事に取り組んでいます。


3.仕事で印象に残っているエピソード
 学生時代から夢に描いていた、私たちのくらしを支える次世代電池の研究開発に実際に携わることが出来ていることです。昨今ニュースなどで注目されており、各社で熱心に開発が進められている全固体電池についても私は研究開発に取り組んでいますが、ライバルが多く刺激に溢れる状況に身を置くことで、やりがいと責任を感じながら働くことが出きています。近頃、これまでに蓄積してきた自身の研究成果が、特許や学会発表そしてニュース記事などの形で、立て続けに世に出ていく経験をしており、達成感とそして何より喜びを感じています。高性能な電池をいち早く製品化して世の中に出していくために、これからも自分ができることを常に模索しながら、社員の方々と手を取り合って研究開発を進めていきたいと考えています。


4.学生へのメッセージ
 私事ですが、GSユアサで面接を受けたときの話です。自身の研究内容について、技術的な質問をされましたが、当日は知識不足のためうまく答えられませんでした。準備が足りなかったと落ち込みながら帰路についたことを覚えています。家に帰ってからもずっと悩んでいましたが後悔を引きずりたくなかったので、自分に今できることを精一杯やろうと考え、質問への回答をまとめ直して手紙を会社へ送りました。ありがたいことにご縁があってGSユアサへ入社することが出来ましたが、後日人事からあの誠実な対応には驚いたと言われました。あの時、行動に移して良かったと心の底から思いました。最後まで諦めることなく広い視点を持って行動していれば、良いご縁に巡り会えると思います。就職活動中に出会うすべての人とのコミュニケーションをぜひ楽しんでください。


西井さんありがとうございました!

※次回は4月1日(金)に更新予定です。


ブログトップへ記事一覧へ

社員紹介一覧
採用サイトトップへ
募集要項へ


(C)GS Yuasa International Ltd.