株式会社GSユアサ
人事ブログ
■2015-04-03
電源システムの企画G 三上リーダー(GSユアサ社員紹介27)

こんにちは。GSユアサ人事部新卒採用担当の美浪です。
本日は社員紹介、27回目です!
今回は入社14年目、電源システムの生産管理部企画グループ(以下G)で活躍されている三上リーダーにインタビューをしてきました。(電源システムでは電気を変換する技術を用いた製品を取り扱っており、非常用電源装置や太陽光発電システム用パワーコンディショナー等の製品があります。)


1. 私の仕事

私は現在、電源システムの原価管理を行っています。原価管理とは、一つの製品を作るのに必要なお金を計算し管理する仕事です。原価の情報はメーカーにとって最も重要な情報の一つです。
具体例で説明してみます。例えば、店でカレーライスを作る時、カレールー(カレー粉)・肉・ジャガイモ・ごはん等の材料が必要ですよね。材料に加えて、人件費・光熱費・店舗賃料等も必要で、これらを総合するとカレーライスを一杯つくるのにいくらお金が必要で、いくらで売ればその店は経営が成り立つのか、そういったことを考えてもらえると分かりやすいでしょうか。
一つの製品を作っているだけでしたら計算も難しくありませんが、多様な機種をそれぞれ異なる方法で生産しているため、その金額の算出には様々な方法が考えられます。その中でどのように原価を把握することが会社にとって最適かを日々考えながら仕事しています。
原価管理に加えて、本部全体の取りまとめ・調整も行っています。製造部門・生産管理部門・品質管理部門・開発部門等、各担当者の意見は異なるので、皆さんの考えを聞いて、最終的に工場としての最善な生産体制を決めていく必要があります。予算作成の段階では、目標となる原価を立案します。「この製品はこの原価でつくる!」という生産関係者全体の意志になる数字です。工場は常に原価を下げていくことが求められるので、目標となる原価の達成にはどのようなことに取り組むべきか、ひとりひとりが明確なイメージを持ってもらえるように説明することを心掛けています。

2. 仕事の自慢・誇れるところや好きなところ

原価管理の仕事は、非常に地道な面と、広い視野を求められる面の両方があります。例えば、工場の決算処理においては、帳簿において1円の誤りも許されません。一方、予算や業績管理については、重点的に取り組む製品を決める、効果の高い施策に絞り込む、といった考え方も大事です。
予算作成時に目標とした数字や取組みに関して、結果となる数値を正確に捉え、その差異要因を分析することは簡単ではありませんが、大変やりがいがあります。
原価担当者の元へは、人件費・経費・材料費・加工費・固定資産にいたるまで、様々なお金のデータが集まってきます。経理や税務、さらには労務や法務の知識など、幅広い知識が求められます。もちろん、自分の工場で生産する製品や使用する材料、生産能力、人員数、さらにはシステムに関することまで、工場や会社のことを広く見渡すことができます。広い視野を持つこと、地道な作業を積み重ねること、この二つが同時に出来るのは結構楽しいかもしれません。
近年の太陽光発電向けパワーコンディショナーや産業用リチウムイオン電池の拡販などにより、電源システムで取り扱う製品の範囲もどんどん広がっていて、原価管理の業務もどんどん増えています。原価管理の担当者が増えれば、今よりもさらに細かい分析に挑戦する等、トライしたいことはたくさんあります!

3. GSユアサを選んだ理由

元々大学では公共経済を勉強していたため、社会のインフラを支える企業に関心がありました。就職活動開始前までは「日本電池(GSユアサの前身)」の社名は知りませんでしたが、会社説明会で社会のインフラを様々な場面で支える会社と知り、入社を志望するに至りました。
また、当時大型のリチウムイオン電池はまだ研究段階で、将来さらに面白い事業が立ち上がるかもしれないとも考えていました。長く日本のインフラを支えてきた、あまり有名じゃないけど日本のトップ企業というのは、自分の感覚に合っているように感じたのを覚えています。また、初期配属は東京でしたが、入社前から京都で働いてみたいという気持ちもあったので、GSユアサ統合後は京都で働いているので希望が叶った形ですね。

4. メッセージ

月並みにはなりますが、色々な経験をしてもらいたいと思います。学生の頃から何にでもトライしてみて、色々な人とのつながりを大事に過ごしてもらいたいと思います。私自身、入社前には自分が経理や原価といった仕事をするようになるとは夢にも思いませんでした。それに、その分野に特性があるとも思いませんでした。しかし、実際に仕事を始めてみると予想よりも奥の深い仕事で、視野を広く持ち様々なことに精通している必要があり難しい面もありましたが、得るものも多くあったし経験出来て良かったと思います!


今回は、メーカー特有の部署である生産管理部の仕事をご紹介いただきました。仕事の内容が分かりにくい部署だと思いますので、今回の記事を読んで、少しでも就活生の皆さんの参考にしていただけますと幸いです☆



三上リーダー、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!


※次回は4月17日(金)に掲載予定です。

ブログトップへ2015年以降の記事一覧へ

社員紹介一覧
採用サイトトップへ
募集要項へ


(C)GS Yuasa International Ltd.