株式会社GSユアサ
人事ブログ
■2011-04-01
知的財産 岡山さん(GSユアサ社員紹介9)


こんにちは。GSユアサ人事部新卒採用担当の吉田です。

本日は待ちに待った新入社員入社式、そして、来週からは皆さんとの2012年度新卒採用面接がスタートします!
面接は、泣いても笑っても1度きり。
悔いの残らぬように全力で臨んでください!!!

さて、本日は社員紹介9回目!
入社3年目、私と同期の岡山さんにインタビューしました。
岡山さんはGSユアサの研究開発センターで知的財産に関する仕事をしています!!!


1. 私の仕事

私は、GSユアサの知的財産(特許)全般を担うセクションで仕事をしています。
知的財産に関する仕事内容について、「攻め」と「守り」の2つの面から説明します。

まず、「攻め」とは、当社の発明者が新しく生み出したアイディアを特許出願し、他社がそのアイディアを真似できないようにするというもの。
アイディアの真似をするのは、新しくアイディアを考えるよりもはるかに容易でコストがかかりません。
特許出願が特許庁で認可されることで、当社で新規に開発したアイディアを他社に使わせないようにすることができます。
企業が新しいアイディアを生み出すのにかかった投資費用を回収し、さらに回収したお金で新しい技術を創出するために、特許出願は必要不可欠なものです。

一方、「守り」とは、他社の特許により訴えられることなく自社製品が生産できるよう、製品販売前に防御策を打つというもの。
製品を販売する場合、発明者に他社特許を把握していただき、他社の特許に当たらないように開発を進めてもらいます。

どうしても他社の特許を避けられない場合には、他社特許を無効にできるか検討します。
特許を無効にできない場合、他社にライセンス料を払いながら製品の販売を続けていかなければなりません。

「守り」をかためて日頃から他社の特許を確認することが必要なのは間違いありませんが、「攻め」の特許出願が相手にとって有用であれば、クロスライセンス契約を結ぶことができ、他社の特許を無償で使うことを許されるかもしれません。
さらに、その特許が他社も事業を続けるのに必須の特許であれば、他社からライセンスを求められ、市場を席巻することもできるかもしれません。

このように私たちは、発明者が問題なく製品開発を進められるように、そして会社が有利な立場でビジネスを展開できるよう、特許全般を担っています。
また、当部署は、何社もある他社傾向分析や技術に関する知識強化、提案など様々なアクションをとる部署です。

2. 仕事の自慢・誇れるところや好きなところ

多くの部署の発明者と話せるところが好きなところです。
普段聞けない話を、研究開発を行っている色々な発明者から聞くことができます。
リチウムイオン電池ひとつを採っても、材料や構造、システム部分など様々な話を知ることができます。
GSユアサでは、リチウムイオン電池以外もニッケル水素電池や膜システムなど、他の分野に携わることができ、楽しいですね。

3. GSユアサを選んだ理由

大学院の時はエネルギーに関係する研究科に在籍していて、周りでは湿式太陽電池やバイオマス、核融合など次世代のエネルギー源となる研究が行われ、実用化に時間がかかるような研究でした。
それに対し、リチウムイオン電池を使った電気自動車はまもなく道を走り出すという実用間近の技術でした。
ガソリンに代わりエネルギー貯蔵体として電池が用いられるシステムに変化するのなら、その電池に携われる仕事をしたいと思い、リチウムイオン電池開発をしているGSユアサを選びました。

4. メッセージ

社会人になるとお金がもらえるようになる分、自由に使える時間が少なくなります。
勤務中は会社の利益を最大限にすることが重要です。
時間は限られており、自分自身納得が出来なかったとしても、途中で職務を終えなければならない時があります。
働いている時間に対して、会社は給料を払っています。
ですから、いつまでも気が済むまで職務を続けられるわけではないのです。
つまり、コストパフォーマンスを考えて作業を行う必要があるということです。

今、学生のみなさんには、没頭できることを自分の思う存分取り組んでもらえればと思います。
残り少ない一年かもしれませんが、何か得られるものはあるはずです。
それでは、一緒に仕事が出来ることを楽しみにしています。


岡山さんは、普段忙しい中でも、毎週水曜日はGSユアサのサッカー部でキャプテンとして練習をしているとのこと。
普段忙しくても、残業がないノー残業デーや休日に集中してスポーツにも打ち込める、オンとオフの切り替えができるところはGSユアサの魅力のひとつです☆

※次回は4月8日(金)に掲載予定です。

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