株式会社GSユアサ
人事ブログ

技術開発 富本さん(GSユアサ社員紹介53)

みなさんこんにちは!
GSユアサ採用事務局です。

さて、今回は社員紹介です!
技術開発のお仕事について、富本さんに紹介してもらいました(^^)

写真:技術開発 富本さん

1.私の仕事

私の所属している(株)Honda・GS Yuasa EV Battery R&D(以下、HGYB)では、高容量・高出力なBEV(Battery Electric Vehicle…電気のみをエネルギー源として走行する車両)用リチウムイオン電池に関する研究・開発を行っております。

HGYBでは、2027年の量産開始に向けた開発を行っています。現状では中韓メーカーをはじめとした海外勢にBEV用電池のシェアは大きく離されているのが現状です。そういった状況でHGYBとして競争力の高い電池を世に送り出すための開発を親会社であるGSユアサや本田技研工業とともに協力して進めています。

その中でも私はBEVやESS(定置用蓄電池)向けの電池モジュール構造設計の業務に携わっています。具体的には、現在新規開発機種のモジュール試作チームに属しており、電池モジュールの試作、モジュール検査、試作品の顧客出荷梱包形態の検討・試作を行います。

部署には顧客から車両での評価のための必要個数と納期の要求が定期的に来ます。試作チームではその納期に合わせ、車両に搭載し評価が可能な形態のモジュールを製作する必要があります。また顧客への出荷のためには様々な要求仕様も満足している必要があり、出荷前に社内でも多くの評価を行う必要があります。このようにモジュールを出荷するまでには、多くの段階を踏む必要があり、その日程を各設計や評価チームと検討するところから業務が始まります。そして実際に手を動かしながら電池モジュールの試作を行います。試作ではそこで初めて見つかる課題が多々あります。その課題を解決しながら、顧客納期を間に合わせるには非常にスピード感が求められます。またその課題は部品設計や生産技術にもフィードバックし、より良い製品開発につなげていきます。

2.GSユアサを選んだ理由

大学・大学院では機械系専攻でしたが、研究室では電池材料に関する研究に携わっていました。そのため様々な電池メーカーの名前を目にする機会が多くあり、電気なくして送れない社会生活を支える電池という製品に魅力を感じました。多くあるメーカーを調べる中で、GSユアサは宇宙から深海まで幅広いフィールドで活躍している電池に特化した他にはないメーカーであることを知りました。このように幅広い分野で社会生活を支える様々な電池を専門に携わることができると考え、入社を決めました。

またインターンシップなどで先輩社員の方々と話して感じたのがワークライフバランスの良さです。入社してからも有休などはしっかりと取得ができ、オンオフをしっかりと分けて働くことができています。また勤務地も関西に集中していることから、地元の近くで働くことができることも魅力でした。おかげでプライベートも充実させることができています。

3.仕事で印象に残っているエピソード

構造設計の中で印象に残っているのは部品設計や評価のための治具設計です。まずは手書きの絵から検討を開始し、最終的には3D CADで時には解析を行いながら形状を決定していきます。形状を決定していく際には、先輩社員や上司とともに検討を行っていきますが、自分の提案が採用されることもあります。形状の決定後は試作を行いますが、自分の意見が取り入れられた形状が目の前に出来上がると非常に達成感があります。またその構造で評価を行い、想定通り動作したことで目的を達成できた際には、今までの苦労が報われ感慨深いです。(その構造が特に役割を持てず、白紙に戻ることも少なくないです…)

4.学生へのメッセージ

学生のうちは、長期休暇などを利用してどんなことにでも挑戦してください!社会人になると人生の大半を仕事が占めるようになり、年末年始・GW・お盆休みを除く長期休みはどうしても取りづらくなります。(GSユアサは、ワークライフシナジー休暇など長期休暇取得を推奨する制度がいくつかあります!) 社会人にしかできない経験はありますが、それは学生も同じです。是非チャンスがあるなら、それが勉強でも遊びでもなんでも挑戦してください。

また社会人として働きだして、すべてが入社前の思い描いていた通りに進む人は多くないと思います。視野を広げるためにも早い段階から何事もあきらめず挑戦し、様々な成功体験・失敗体験を積みましょう。それが自分の可能性の芽を吹かせることにつながり、どんな状況でも糸口を掴むことができるきっかけになるかもしれません。

※次回は3月15日(金)に更新予定です。


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