株式会社GSユアサ
人事ブログ
■2015-02-06
車載用鉛蓄電池の品質管理G 和田さん(GSユアサ社員紹介26)

こんにちは。GSユアサ人事部新卒採用担当の藤山です。
本日は久々の社員紹介、26回目です!
今回は入社2年目、自動車電池事業部の品質管理グループ(以下G)で活躍している和田さんにインタビューしてきました!

1. 私の仕事

私は、GSユアサが100年近く歴史を持つ車載用鉛蓄電池の製造部門で、品質管理という業務を担当しています。字でそのまま、「品質を管理する」仕事なので、工場へ入荷される部材及び工場から出荷される製品の品質を管理することが主な仕事です。
その中で、私が担当している仕事は、「出荷される製品の品質維持と向上」です。製品の品質検査データを製品を作る工程へフィードバックすることで、より品質を安定させ、更に向上させるための方策について製作Gと協力しながら、管理・改善を日々行っています。

具体的な例を2つ挙げます。

まず1つに製造工程における基準の遵守があります。
製品には、性能から外観に至るまで、様々な規格が設けられています。製品がそれらの規格を全て満足する為に、製造工程には多くの基準が定められています。品質管理Gは、それらがきちんと遵守されているか、出荷される製品に異常がないかを正確に把握しなければなりません。現場・現物・現実での事実の把握、また統計的手法等によるデータ解析はとても重要です。

その他に、工場巡視があります。
設備の保全管理、変化点管理、トレサビリティー管理など工場管理の項目は多く存在します。これらの管理項目が継続して実施されているか、または更に効果的で実施しやすい方法へ改善できないかを巡視を通じて意見を出し合い、改善へと繋げています。

このように基準の遵守状況の確認や、巡視を行うことの方が多いので、実作業からは離れがちです。だからこそ、気を付けておかなければならないと考えているのが、指示ばかりの品質管理にならないように留意しています。
そのために三現主義、コミュニケーションを大事にしています。また、客観的に物事を捉え、且つ作業者の意見や考えの理解に積極的に努める事も同時に心掛けています。
このように、日頃から人との関わりを大切にされている和田さんですが、入社当初は全く別の考え方をされていたとのことです。

もともと私は理系出身で研究室生活が長かったためか、論理的思考を重要視するタイプでした。そのため、社会人とは「知識、スキル、合理性が物を言う」と考えていました(もちろん、これらも大事です)。しかし、仕事を始めて感じるのが、いくら論理的で理に適っていても、一緒に仕事をする仲間との信頼関係を築くことができていなければ、その内容を受け止めてもらえない事もあると思っています。だからこそ的確な考察力だけでなく、人としての温かみや誠実さが必要であると実感しています。その姿勢を示しているのが、今の上司の田中GM(グループマネージャー)です。田中GMは私の社会人としての前提を大きく変えた存在で、とても尊敬しています。


(左:田中GM、右:和田さん)

日頃から、「自分はどうあるべきか」を大事にしている点、藤山も見習いたいと思います!

2. 仕事の自慢・誇れるところや好きなところ

前述の品質維持と向上による効果の現れもあり、2014年度上期の工場不良率は目標を達成しただけでなく、歴代で最も低く抑えられた事が誇れるところです。この記録は品質管理Gと製作G、製造技術Gが一致団結して生まれた結果だと思いますし、自動車電池事業部長の言葉をお借りすると、「全員の気合いの表れだ!」と強く感じています。 また、様々な環境で学べる点にも魅力を感じています。品質管理Gの業務の一環として、自社が購入している部材の生産工場へ監査に行きます。自社工場で培った品質管理手法を元に、先方の工場で様々なアドバイス・ディスカッションをするだけでなく、その工場の良い点を学べる機会もあり、非常に刺激的で達成感があります。

3. GSユアサを選んだ理由

電気自動車づくり関連企業が多数集まる合同企業説明会で当社の会社説明を聞き、蓄電池の可能性を強く感じたことがきっかけです。もともと、大学では有機化合物を用いた光触媒の研究を行っていましたが、方向性を大きく変え、蓄電池に関わる仕事に就くことを決心しました。その他、社員の方の人柄に魅力を感じ、「この人たちと働いてみたい!」と感じたのも理由の1つです。

4. メッセージ

私は学生時代、電池とは全く異なる研究内容に力を注いでいましたし、品質管理という仕事が存在することすら知りませんでした。
GSユアサの入社および品質管理への配属はまさに「ゼロ」からのスタートでしたが、そのような経験を通して思うのは、「努力すれば何でもできる」ということです。
自分が培ってきた知識やスキルの延長線上に求める理想像があり、それを実現させていく事は素晴らしいことです。一方で、私のように新たな出会いを通じて「どんな結果を出したいか、どんな人間になりたいか、どんな人と仕事をしたいか」という観点で自分を見つめ直して就職先を探すことも良いと思っています。
明確な意志を持って仕事に就けば、困難があってもきっと克服できます。是非とも自分が叶えたいと志す将来を見つけてください。その中で、GSユアサという企業、さらには品質管理という職種に興味を持っていただければ、とても嬉しく思います。

和田さん、お忙しい中インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました!

※次回は2月20日(金)に掲載予定です。

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