株式会社GSユアサ
人事ブログ
■2012-08-24
ニッケル水素電池の研究開発〜商品化 児玉グループマネージャー(GSユアサ社員紹介21)




こんにちは。GSユアサ人事部新卒採用担当の吉田です。

夏休みも後半に差し掛かってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
理系の皆さんは、研究が忙しくて外に出ていない方も多いかもしれませんね!

GSユアサ社員は、8月10日〜19日が夏期休業日でした。
その間に、吉田は初めて富士山に挑戦!!!
練習なしでチャレンジしたところ、予想を超える過酷さに驚きました。
次回登る際は、高地トレーニングや山慣れをして、万全の態勢で挑もうと思います!!!
景色はというと、飛行機の中から見えるような景色を楽しむことができるので、普段いる場所が下界のように思え、とても新鮮でした!
さすが、日本一の高さを誇る山ですね!!!

さて、本日は社員紹介21回目!
今回は、入社20年目、ニッケル水素電池事業のキーパーソン、児玉グループマネージャー(当社の課長職)にインタビューしました!!!


1. 私の仕事

私は現在、ニッケル水素電池の研究開発と商品化に携わっています。
我々のグループでは、ニッケル水素電池の電池材料の研究開発とそれらを使用した電池設計まで行っています。
そして、商品化の際は、中国の生産工場で実際に安定して量産されるまで、日本の研究棟ではなく中国の工場の中で、自分たちが開発設計した製品の量産化支援を行います。
その後も、電話会議の場合もありますが、3か月に1回ほどは出張をして、現場で技術のメンバーや生産側のメンバーと議論しながら生産を手伝っています。
現在は、このようなニッケル水素電池製品の川上から川下までの仕事を、実際に作業することもありますが、基本的には統括するのが私の仕事です。

仕事での苦労はたくさんありますが、特に苦労したのは、製品の量産ラインを新しく立ち上げた時ですね。
量産ラインの立ち上げ自体でも大変ですが、ニッケル水素電池事業は国内に工場を持っていないので、現場の社員は国籍が違い、文化が違うため、余計に大変なことが起こります。
例えば、日本では「これが常識」と思っていたことが、現地では常識ではないことが多々。
お互いの妥協点を見つけながら作業を進めました。
また、言葉の壁もあるため、伝えたいことが100%言えないところも、苦労しました。
さらに、日本との食べ物の違いで体調を崩すこともあるため、食生活も苦労した点の一つです。
パソコンを忘れても身一つで何とか仕事はできますが、体調を崩してしまうと仕事ができなくなるため、食べるものや口に入れるものには注意しています。
中国に駐在していた時は水道水で口をゆすいだりしていましたが、最近出張時は、一応信用できるミネラルウォーターを使うようにしています。

そうそう、私は2006年4月〜2010年4月まで、丸4年、中国に駐在していました。
元々は研究一筋で研究ばかりしていましたが、ここ数年は、国内外で事業全体の環境作りをしています。

今後は、私たちの商品(自社ブランドのもの)は日本では買えないので、日本でも買えるようにしたいですね!!!
私たちがOEM(他社ブランド名)で売っている商品をネットで検索すると、良い評判が載っていることもあり、それはそれで嬉しいのですが、やはりGSユアサの名前で買っていただきたいので。

2. 仕事の自慢・誇れるところや好きなところ

自分たちで作った製品が、自分の身の回りの生活の中で使えるところは好きなところです。
(ちなみにGSユアサでは、自社ブランドニッケル水素電池製品「eNi TIME(エニタイム)※写真参照」を社内売店で買うことができます☆)
また、国外の製造現場の方々から、「技術支援のために来てほしい」と呼んでもらえるところは、技術者として誇れるところですね。
当社はリチウムイオン電池や鉛蓄電池で知られていることが多いですが、ニッケル水素電池も少数精鋭でがんばっていますよ!!!

3. GSユアサを選んだ理由

大学時代に電気化学を専攻していたので、仕事でも電気化学の知識をいかせる仕事がしたいと考えていました。
また、その当時は固体電解質を研究していて、固体の中でイオンが動くという現象に特に興味を持っていました。
そこで、研究内容とマッチしているGSユアサを就職先として選び、「新しいものを作って世の中に発信しよう!」と考えました。
入社後は、実際にリチウムイオン電池やニッケル水素電池の研究をして、社内外の関係者と共に、新しいものを作り出しました。

4. メッセージ

すごく暑い日々が続いていますが、体調を崩してしまうと、就活と残りの大学生活にも影響が出ますので、十分気を付けてくださいね。
それと、学生時代に一生できる自分自身の楽しみ・趣味を見つけてくださいね。
もう見つけている方は、思う存分残りの大学生活を謳歌してください。


昨今、ニッケル水素電池は乾電池に代わる親しみやすい電池として、皆さんにも使っていただけるようになりました。
それも、児玉グループマネージャーを始めとする技術者の努力の結晶です!
このインタビュー後、児玉グループマネージャーに研究現場を案内いただいたのですが、吉田の同期も、今後のニッケル水素電池を担うべく、材料研究に励んでいました!!!

※次回は9月7日(金)に掲載予定です。

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